BCMS(事業継続マネジメントシステム)適合性評価制度の概要
1. BCMS適合性評価制度の目的
BCMS(Business Continuity Management System)適合評価制度(以下、BCMS制度という)は、国際的に整合性のとれた事業継続マネジメントシステムに対する第三者適合性評価制度です。組織における重要業務が継続される仕組みが確立・維持されていることを、国際規格ISO 22301の要求事項との適合性について、第三者である認証機関が評価を行うことで、利害関係者に対して保証します。BCMS制度の目的は次の通りです。
●BCMSの普及・啓発活動を通じて、産業界における事業継続の取組みを拡大させること。
●わが国産業の健全な発展に貢献すること。
2. BCMS適合性評価制度における認証基準
国際規格 JIS Q 22301(ISO 22301)は、BCMS適合性評価制度において、第三者である認証機関が本制度におけるBCMS認証を希望する組織の適合性を評価するための基準です。
● ISO 22301:2019 + ISO 22301:2019/Amd 1:2024
ISO 22301:2019/Amd 1:2024は、ISO 22301:2019に対する追補(Amendment)であり、ISO 22301:2019と併せて適用する必要があります。
● JIS Q 22301:2025(ISO 22301:2019+Amd 1:2024)
JIS Q 22301:2025は、ISO 22301:2019/Amd 1:2024に対応するJIS規格であり、JIS Q 22301:2025を改正した追補1の内容だけを示しています。
JIS Q 22301は、この追補1の発行によってJIS Q 22301:2020が改正され、JIS Q 22301:2025となります。なお、JIS Q 22301:2025は追補のみの内容となるため、JIS Q 22301:2025は、JIS Q 22301:2020と併せて適用する必要があります。
いずれも、日本規格協会のWebサイト(https://webdesk.jsa.or.jp/)から購入可能です。
*JIS Q 22301とISO 22301の関係について:
JIS Q 22301は、ISO 22301の制定・発行に伴って、日本産業標準調査会(JISC)により日本産業規格(JIS)として制定された国内規格であり、その内容は、国際規格との整合性が厳密に保たれています。なお、JIS規格とISO規格では、追補に関する規格番号・発行年の表記等が異なりますのでご留意ください。
3. BCMS適合性評価制度の運用
BCMS適合性評価制度は、組織が構築したBCMSがJIS Q 22301(ISO 22301)に適合しているか審査し登録する「認証機関」、審査員の資格を付与する「要員認証機関」、及びこれら各機関がその業務を行う能力を備えているかをみる「認定機関」からなる総合的な仕組みです。なお、審査員になるために必要な研修を実施する「審査員研修機関」は要員認証機関が承認を行います。
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