認定機関の国際的な協力体制

国際認定フォーラム(IAF)への加盟

ISMS-ACは国際的な認定機関として貢献しています。

国際認定フォーラム(International Accreditation Forum, Inc.)は、マネジメントシステム、製品、要員等の適合性評価活動に係る認定機関、認証機関協議会、各国の産業団体等からなる国際組織です。
IAFの目的の一つは、国際的に整合性のとれた適合性評価プログラムを開発し、認定された認証の信頼性を保証することによって、組織・エンドユーザーのリスクを低減することです。IAFの国際相互承認協定(MLA)に署名した認定機関によって認定された認証機関による認証は、IAFによってその信頼性を保証されます。
ISMS-ACは、2006年にアジア太平洋地域におけるIAFの下部組織であるPAC(現APAC)に、2007年にはIAFに加盟するとともに、その後新たに発足したISMSのMLA(APACではMRAと呼ぶ)に署名しました。
ISMS-ACは、MLAの枠組みの下で他のAPAC MRA署名認定機関から定期的に評価を受けることにより、その認定活動が認定機関に対する要求事項であるISO/IEC 17011に適合し、他のIAF MLA/APAC MRA署名認定機関と同等に信頼できることが認められています。
世界的にも多くの認定・認証数の実績をもつISMS-ACは、今後もISMSのMLA運営に対して様々な面から貢献していく考えです。

国際規格策定等の活動への参画

ISMS-ACでは、適合性評価分野産業標準作成委員会及びISO/CASCO国内対応委員会の委員、並びにISO/CASCO/WG30及びISO/CASCO/WG61のエキスパートとして国内・国外の委員会に参加し、その活動に貢献しています。

【国内の標準化活動への参画】
■適合性評価分野産業標準作成委員会:
 適合性評価に関するJIS案の制定、改正などについての審議行う委員会です。
■ISO/CASCO国内対応委員会:
 ISO/CASCOの総会対処方針の作成、投票・照会案件への対応、国際会議への日本代表派遣を行っています。

【国際的な標準化活動への参画】
■ISO/CASCO/WG30:
 ISO/IEC 17024(適合性評価-要員の認証を実施する機関に対する一般要求事項)の改訂を行を行っています。
■ISO/CASCO/WG61:
 新たな規格として、ISO/IEC TS 17012(マネジメントシステムの審査実施におけるリモート手法の使用に関するガイドライン)の開発を行っています。

※ISO/CASCO (Committee on conformity assessment:適合性評価委員会)は、ISO内の政策開発委員会の一つで、要求事項が規定されている規格をもとにした適合性評価全般に関する審議を行っています。