国際「認定の日」の制定について
2008年4月30日 国際「認定の日」は以下の団体に支持されており,またIAF Webサイトには,IAF及びILAC会長による共同声明が掲載されています。http://www.iaf.nu/ ・ WHO(世界保健機関) ・ ISO(国際標準化機構) ・ BIPM(国際度量衡局) ・ IEC(国際電気標準会議) ・ WADA(世界アンチ・ドーピング機関) 以下はIAF,ILAC会長による共同声明の要旨です。 |
変化の激しい現代において,購入者からの信頼を得られなければ市場は正常に機能することができません。複雑な競争市場で特に国際的な資源調達が行われる中,信頼できる供給源から購入するためには,その信頼性の「保証 (reassurance)」が必要です。そして「保証」を確保する主要な手段は「独立した評価」であり,認定によって信頼は裏づけを得られるのです。 2008年6月9日,初の国際「認定の日」を記念するにあたり,そのテーマを「信頼」としました。各国の適合性評価サービスは認定によって信頼を得ることができます。また国際的には、ILAC及びIAFの国際相互承認協定によって信頼が高まるだけでなく,製品やサービスの供給者が活動する国ごとにその都度評価を受けなければならないという「多重審査」の必要性を取り除きます。 ILACとIAFが合同で制定する国際「認定の日」は,両機関がその存在を知られるようになり,ISO,IEC,UNIDO(国連工業開発機関),BIPM,及びWADAとの強い協力関係を築いてきたことを周知するよい機会です。国際的な相互協定は今や数多くの国々で実施されていますし,開発途上国における認定制度及び関連する適合性評価のインフラ構築に寄与する仕組みを実施してきた結果,2003年以降新たに設立された認定機関数は約40%増加しました。 各国においても認定に対する認識は高まっており,特に規制当局は,複数分野にわたって機能し法制度の代替となり得る認定制度を採用するようになっています。 今後ILAC及びIAFは,国際貿易促進を目的とした産業界における認知度向上,開発途上国における認定の枠組み構築の継続,各協定及びMLAを通じた国際的な相互承認の促進を目的としたILAC及びIAFの作業プロセスの簡素化に力を注いでいきます。 |
IAF会長 Thomas Facklam |
ILAC会長 Daniel Pierre |