IIAF/ILAC 2011年「世界認定の日」について

2011年6月1日
一般財団法人日本情報経済社会推進協会
情報マネジメント推進センター



 2011年6月9日は「世界認定の日(World Accreditation Day)」です。認定関連活動の重要性に対する意識向上を図るため、IAF(国際認定機関フォーラム)とILAC(国際試験所認定協力機構)が合同で、この世界規模の取組みを立ち上げました。
 今年のテーマは、「規制当局の活動を支援するための認定の活用」です。国レベルでは、特に規制当局において認定に対する認識が高まり、法規制の支援又はその代替として機能する、総合的ソリューションの仕組みとして認定が採用されています。
 政府・規制当局は、国際的に認識された規格に基づく信頼性のある認定プログラムの重要性を評価するようになってきましたが、規制当局が限られた予算の中でこうしたプログラムを単独で実施することは難しく、第三者組織に依存することも少なくありません。そして、能力あるプログラムの提供者を特定するために、認定が公正かつ有意義な基礎となるのです。
 2010年にILACメンバーを対象に実施された調査では、回答した55すべての経済圏で、政府の政策支援に認定が利用され受け入れられていることが報告されています。実際に77%の経済圏で、規制当局は認定された組織による結果を要求しています。
 新規の政策領域で認定の採用を推進するだけでなく、新たな地域へと認定に対する認識を広めることもIAF/ILACの主要な目的の一つです。2011年世界認定の日も、昨年までと同様、国内行事、セミナー、報道等を通じて、政府、規制当局及び業界の先導者に認定の価値を周知する理想的な機会を提供しています。


ILAC会長 Peter UngerとIAF会長Randy Doughertyからのメッセージ